障害年金はいつまで支給される?

障害年金はーとふる・ラボ 心 代表の栗澤です。

このブログをお読みいただき、ありがとうございます。

心より感謝いたします。

「障害年金は生涯もらえるのですか?」というご質問をいただくことがあります。

結論としては、障害の状態が続く(=認定基準に該当する)限り受給できますが、支給が停止されたり、権利そのものを失う(=失権)ことも起こり得ます。

とても大切なことですので、知っておいていただきたいポイントをご紹介します。

まず、多くの場合、障害年金は「有期認定」とされ、1~5年ごとに診断書(正確には「障害状態確認届」)を提出し、審査を受けます。

更新の際には障害認定基準に照らして等級に該当するかを判断され、等級不該当(=軽快)と認められれば支給停止、逆に悪化すれば等級が上がることもあります。

一方で、症状が固定し改善の見込みがないと認められた場合(例えば肢体の欠損 など)は「永久認定」となり、そもそも更新の手続がありません。

また、「年齢」で一律に支給が停止されたり失権することはないのですが、「障害状態不該当のまま3年経過」、かつ、「65歳到達」の場合には失権します(症状も落ち着いているので後は老齢の年金をもらってください、という趣旨です)。

また、障害状態確認届等、必要な書類をきちんと提出しないと「一時差し止め(支給停止とは異なります。詳細は改めて)」など、「実際問題として、障害年金がもらえなくなる」ケースが存在します。

このように、障害年金は必ずしも「生涯にわたって支給が続く」というものではない、ということを知っておき、なにかしら事情が変わったときは、年金事務所なり、我々のようんな専門家なりに相談するのがよいと思います。

それでは今日はこの辺で。